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【君が想うよりオオカミ】    男女の間に友情という観念は成立するのかを描く小説       【TVブロ酢】           辛口、甘口でないスッぱい批評        【となりのレトロ】


by tencho77

【 コード・ブルー ドクター減り緊急救命 】season2

「あったあった、やっばりこっちの建物だ。」

山の中腹、スネークでも侵入が困難そうな超巨大要塞・・・にみえるC医大病院の一角に着いて、
「間違わなかっただろ!」とでも言いたそうに得意げにじいさんは言った。

じいさんに運賃2,000円くらいを払ってその夜間救急窓口の門をくぐった。

いまどきの「新撰組リアン」って言うんだっけ?みたいな若いちょっとイケメン軍団が受付だ。

「すいません・・・で、でんわをした者ですが・・・。」

新撰組リアン?の一人が「ああ。」とすぐ理解してくれて、待合室で車椅子に座らされた。

車椅子に座るなんて人生はじめてだった。
車椅子は楽だが、右下腹にはやはり差し込むような激痛が時々襲ってくる。

待合室には泣き叫ぶ小さな赤ちゃんを連れた若い夫婦や、
たぶんマスオさんが救急車で運ばれたであろうサザエさん一家風家族、
包帯を手首に巻いている貞子のような女性。

23時にも関わらず、私も含めた沢山の急患がいる・・・。
事件性もあるのだろうか、警官の二人組が二組、つまり4人うろうろしている。

「おい!飲み物!」

同じように車椅子に乗った、顔がボコボコに腫れた男子が
車椅子を押している彼女であろう若い女子に偉そうーに命令している。

ゴリラーマン?いや、くにおくんか?龍が如くか?警官がいるのもこのためだろうか・・・。

彼女であろう若い女子は文句の一つも言わずに甲斐甲斐しくジョアのストローを彼の口にあてた。

その顔で「ジョア」って・・・・・。
私は必死で笑おうとする自分にこらえていた。

テレビのドキュメンタリーのように夜間救急はバタバタしていて、待たされて朝がくる・・・・
と想っていたが、10分も待たずに処置室へ通されカーテンでしきられたベッドへ横になった。

「どこが痛いですか?」

すぐに胸に『研修医』という名札を付けた、NEWS山下智久×ロッチコカド÷2の先生があらわれた!

コマンド?
■たたかう(研修医じゃなくちゃんとした先生で対応しろ)
■にげる(研修医なのでまた出直してきます)
■どうぐ(研修医なので自分で痛み止めの薬を使います)
■まほう(研修医たけど大丈夫だ!なんとかなるという暗示をかけます)

ドラクエ戦闘BGMと共に4つのコマンドがうかび、『たたかう』か『にげる』を選びたかったのだが、
痛みに耐えきれそうもなく、HPも0に近い私は仕方なしに『まほう』を選んだ。

研修医が腹を触診していると、オードリー若林似の(ちゃんとした)先生があらわれた。
二人で診察してくれるようだ。

「じゃあ次に、直腸の触診だな。」

「!」
おおかた予想はしていたがやっぱりついにきた。

「では尻をこちらに向け、パンツを脱いで『くの字』のような姿勢になってください。」

「女医さんか看護婦にチェンジ!」などと言えるはずもなく、研修医の言葉にただ従うだけだった。
研修医がゴムのコンドー・・・違った、手袋をはめる音がする・・・。

「まず人差し指で第二関節まで入れて」
指導をするオードリー若林先生が予告してくる。

ずぶ!

「お、おきゃん!」
なぜかこの言葉を心の中で叫んでいた。

「大きく息を吸って下さい。」
研修医の人差し指が、ずぶすぶと私の菊門の中に入っていく・・・。(R18指定)

右下腹の激痛が気になり、菊門への痛みはさほど感じなかったが、身が出ないように気をかった。

「うーんだいぶ・・・・・」
研修医と若林先生はなにやら話し合っている。

「じゃあ次は、この器具だな。」
指導をするオードリー若林の連チャン確実な予告リーチ!

「!」
そこまで予想はしてなかった。

どんな器具だ?体制的にこちらからは見えない!
かといって覗き込むのも変だ。
などと考えていた瞬間・・・

ずぶ!!

「おきゃーーーん!!」
ふたたび心の中で叫んだ。

それはたぶんAVにも出てきそうな、狭いところを開いて見る器具だろう。
私の菊門に突き刺され、菊門は開か・・・・開か・・・・!!!
研修医はその器具を初めて使用するらしくなかなか「開け」ないらしい。

「こうするんだよ。」

と言うとおもむろに若林は『トン!』と器具上部をゲンコツで軽く叩き、
器具先端を奥深くまで挿入した。(R18指定)

ずぶん!!!
「ティモテーー!!!」

心の中で叫び呻いた。
閉ざされていた門は開かれた。

腹の激痛も一瞬忘れた。
代わりに菊門の激痛が響いた。(R18指定)

「だいぶ荒れてます。CTを撮りましょう。」

研修医と若林は少し汚れてしまった菊門廻りをタオルで拭きながら言った。

どこからともなく湧いてくる敗北感を味わいながらCT撮影室へ行き、腹部撮影をされた。

「直腸のまわりが恐ろしいほど腫れてます。入院しますか?入院したほうがいいです。」
若林は腹部CT画像を見ながらにこやかに語った。

きた!『入院』の二文字。
病名が虫垂炎だったら、もしかしたらくると想っていた二文字。

『だが、断る!』と心の中で叫びながら、次の台詞を言った。
「どうしても入院しなくちゃいけないんですか?」

「病院側としては強制できません。」

「では、入院はちょっとしたくありません。」

「わかりました。でも必ず本日の外来を受診して下さい。」

本日?ああビックベーンたんの針はもうAM2時をまわっている・・・。

長かった。
私は勝ったんだ。
『黒部の太陽』のごとく、決壊しそうな菊門を防ぐ戦いに・・・。



7月16日

超巨大要塞の朝は早い。

若林に指定された『消火器肝臓内科』へ行くと、患者は待合室を溢れ廊下まですでに大行列。
AM9時から診察開始で今はAM8時。
となりのおばあちゃんに聞くと、いつも常連の皆さんはAM7時には来ているそうだ・・・。

診察券を窓口に出す。

「受付されてませんね。」

「?」
そう、超巨大要塞のため機械化が進んでいるのだ。
正面玄関に数台並んでいたATMのような機械に診察券を通し、
レシートのような整理券をもらって一緒に出さなくてはいけなかったのだ。

相変わらずの腹部激痛に耐えながら、レシートのような整理券を取ってきた。

「ああ、初診なので今日は総合内科で診察になりますね。」

なにぃぃぃぃ!若林てめぇー!トゥース!

なぜか春日口調で心の中で怒りながら、腹部激痛に耐えながら総合内科へ移動。
超巨大要塞のため、内科も『東内科』『西内科』『総合内科』の三つに分かれている。
それぞれ16人づつくらい外来担当の先生がいるのだ。

そして・・・・・4時間後、やっと呼ばれて診察を受けることができた。

僕は今BARカウンターのように回転できる椅子に座って彼女を観ている。

彼女はフジテレビ松尾翠アナにそっくりな、若くてかわいい女医だ。

彼女は前の客(患者)のPCへの入力を終わると、こちらを向いて少し微笑んだ。

この胸の高鳴りはなんだろう・・・。

彼女は処方箋という名の最高に美味しいカクテルをつくってくれそうだ。








To the next season!!!



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この処置がのちに様々な影響を・・・。
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by tencho77 | 2010-09-20 00:50 | 【進ぬ!電波中年】