【君が想うよりオオカミ】    男女の間に友情という観念は成立するのかを描く小説       【TVブロ酢】           辛口、甘口でないスッぱい批評        【となりのレトロ】


by tencho77

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『 判決 被告に損害賠償 6,230円 の支払いを命ずる 』

6年前、商標を争う民事裁判で暗黒街が受けた判決である。

民事裁判でも、相手方から訴訟を起こされれば『 被告 』といわれてしまう。

私が開発したある商品の商標を巡って、同業企業から商標侵害として1,600万円の
損害賠償を訴えられたのだった。

「約6千円でも負け(敗訴)は負けだ。」と言う暗黒街の偉い住人もいた。

暗黒街の普通の住人達にはあまりわからないよう約1年間、月1回霞ヶ関の裁判所に通った。

結果、判決は敗訴だったが、金額は商標の価値からの推量でぐんと減額となった。
相手方の弁護士もその過程において、こちら側が相手方の別法律違反を切り出してからやる気が無くなり、裁判費用も相手方が負担してくれた。

私が裏の店長になる、これもひとつのきっかけだったかもしれない。

こちら側の弁護士と弁理士は忙しいのか、負けが嫌だったのか裁判所に判決文を
なかなか確認しにいかなかった。
霞ヶ関へ自ら出向いて判決を見せてもらいに行っていた。

暗黒街に帰ると電話が鳴りっぱなし。
そう、裁判や判決の内容が特異であった為、新聞社各社様からだった。

「相手方の企業に言いたいことはありますか?」

「俗に○○(今回の商標単語)って一般名称じゃなかったんですか?」

「これからその商品はどうするんですか!売り続けるんですか?」

なかには丁寧な新聞社もいたが、あくまでも被告側なので、ほとんどが攻撃的な質問だった。

最も頭にきたのが記憶違いであったら申し訳ないが、毎日新聞記者の質問、というか口撃である。

「今回の事件、ウチが当番社だから早くコメントだしてくれよ。」

弁護士を通してきちんと出そうと想っていたので、再度連絡する旨を伝え一旦電話を切った。
弁護士が別の裁判に出廷していて、なかなか連絡がつかなかった。
原稿や印刷の締め切りがあるのか、しびれをきらしたのか再度電話が入った。

「早くコメントだしてくれよ。」

こちらとしてはもうこの一言しかない。

「ノーコメント。」

「なんだよ!ノーコメントだったら、最初からそう言ってくれよ!」

ガチャ!

翌日の朝刊には、記事冒頭に相手方企業の「認められてよかった!」など
流暢なコメントが数行載っており、最後に1行、まるで愛想の無い悪いイメージで
「ノーコメント。」と載っていた。
新聞社によっては「判決文を詳しくみていないのでノーコメントです。」
と丁寧な表現もあった。(巨人ファンでは無いが、たしか読売と日経。)

マスコミは読者や視聴者、聴視者に興味を持ってもらいたいように記事や番組をつくりたいのだ。

今回のTVブロ酢 7chは地デジ7chということでテレビ東京。

そのテレビ東京に出演の時にも、この裁判と同じような感覚に陥ったのだ。

同じく6年程前、裁判とは別件で取材希望とのことで、テレビ東京から出演依頼がきた。

『 ワールドビジネスサテライト 』という経済を中心とした報道番組である。

『 銘品礼賛 』という、商品の歴史や雑学を紹介するコーナーに暗黒街商品をとのことだった。
偶然にもフューチャーする商品には、同仕様商品を持つ創業以来のライバル企業があった。
そのライバル企業にも取材をするという。

取材の順番は暗黒街のほうが先だった。

『 ワンダフル 』の時もそうだったが、台本を事前に読ませてもらっていた。

半日まではいかないが、結構な時間リハーサルをした。
そのリハーサルで出た、台本にないレポーターからの質問がすごく気になっていた。

「ライバル企業に対してなにか巻き返してやろうとか、敵対心はないんですか?」

実はそのライバル企業とは商標で、私が関わった裁判規模ではない、
当時数年間にも及ぶ泥沼の裁判記録があることを知っていた。
同じ業界ということもあり、お互いの敵対心を煽るようなことはタブーなのだ。

「この質問の部分NGでお願いします。」

私はプロデューサー、ディレクターに経緯を説明した。

「わかりました。この部分、台本から抜きます。」

私のもらった台本には最初から載ってねぇーんだよ。

くだんの部分を抜いてもう一度リハーサルをした。
そして本番、

「ライバル企業に対してなにか巻き返してやろうとか、敵対心はないんですか?」

緊張している素人相手だからつい答えると考えたのだろうか。

一旦本番を止めてやろうかと想ったが、とっさに受け答えし乗り切った。

ドラマとかではないので、数週間後にオンエアとなった。

ライバル企業商品の歴史からはじまり、ライバル企業の地道な営業活動と苦労話、
ライバル企業の社長様の談話・・・・・。

そう、オンエアされたのはとっさに答えたこの部分だけだった。
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Next channel 8
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by tencho77 | 2009-06-30 19:12 | 【TVブロ酢】
「困ったな。狙撃できるビルが7棟もあると・・・。」

「ああ。あのカエルの逆立ちのような倒れ方だと、弾道の方向が特定できないんだよな。」

比企の『 ぼやき 』に、池袋はいつになく力の無い受け答えだ。
本庁主催の捜査会議を終えた、三人の心は疲れていた。
二年間も行方不明になっていた被害者を保護できず、最悪の結果を招いていた。
そのことを新宿東署に捜査本部をおいた、本庁のキャリア連中に責め立てられたのだ。
銃弾から、犯行に使われたライフルはM24系と推定されている。
有効射程距離800メートル。
狙撃できる可能性は現場の高層ビル7棟だが、三人ともビルの特定まではできなかったのだ。

「交通課への書面は私が作成しておきました。」

一番若手の赤池が、少しでも場を明るくしようと威勢よく話した。

「悪りーね。いろいろデリートしたい日だな。今日は・・・。」

PCには詳しい池袋もぼやいた。

「そうだ赤池、お前が東北のヤマをあらえ。」

「わかりました!」

一番若手の刑事は元気よく答えた。

「俺達はこっちをあらう。」

「私と池袋さん以来の、イケイケコンビ再結成ですね!」

「・・・。」

ライフルは軍事関連で、よく使用されている種類だ。
沖縄ルートも含めて、拘留中の店長に情報を得るため、比企と本庁へ戻ろうと考えた。


特注で改造されたボルボの覆面パトカーに乗り、二人は新宿東署を出発した。
比企がいつものカップコーヒーを飲みながら運転している。

「自宅の千葉から新宿まで大変だな。」

「ええ。まあ慣れました。」

公安としてマークしている身、マークされている身。
お互い牽制しながら、他愛も無い世間話を繰り返していた。

『 警視庁より入電、逃走中マル対、狙撃犯の所持品情報・・・。 』

警察無線が入る。

『 使用銃をゴルフバックに入れて逃走したとの情報有り、ゴルフバックの色は黒。
 メーカーはナイキ、本体横と持ち手にナイキロゴと英語でナイキゴルフ文字刻印入り。
目あたり注視されたし。 』

二人は目を凝らした。
博多中洲、新宿歌舞伎町、普段人の多い繁華街を相手にしている目は一層するどくなった。

「池袋さん、あれ。」

明治通り、千駄ヶ谷付近にさしかかったところだ。
コンビニの店内に宅配便を待っている無線情報と同じゴルフバックが目についた。
先の鳩森神社付近でUターンをし、店の対岸に車を停め、店内を再びみる。

「現場からも近いですし、ウラをとりましょう。」

「駐禁大丈夫だろうな・・・。」

「大丈夫ですよ。万が一の時は今度は私が、所轄の交通課になんとか交渉します。」

『 あやしい 』という表情で池袋は車を降り、比企も続いた。
通りを渡って店内に入る。

店内には『 パチスロ必勝ガイド 』立ち読みをしている男性客が一人いるのみだ。

池袋はレジへ向かった。

「タバコ、くんねぇかな。」

ポットのお湯を手際よく変えていた店員は、すばやくレジに戻ってきた。

「どのタバコですか?」

「まぁな・・・うーん、ラークの6ミリで。」

店員は手際よくタバコをレジに差し出した。
財布では無く、代わりに手帳を出した。

「ちょっとその集荷待ちのゴルフバックについて聞かせてもらいたいんだが・・・。」

「はあ?」

店員は不思議そうに二人を見た。

「なんでですか?」

笑顔でそう言うとタバコを棚に戻した。
目は笑っていない・・・。
刑事がすばやくチェックした名札には、『 佐間 』と表記してある。

「いや、ニュースでご存知かと想いますが、二時間前くらいに西新宿で事件がありましてね。」

「そこのゴルフバックとなんの関係があるんです?」

「いや店員さん、ゴルフバックがその事件にかかわっている可能性が高くてですね。」

慎重に言葉を選んで話した。

「わかりました。」

店員は入口付近のゴルフバックに向かう為、レジを一旦出た。

店員は自動ドアではない、入口扉の鍵を閉めた。

そしてゴルフバックのサイドポケットから拳銃を出し、二人の刑事に向けた。

二人の刑事はとっさに上着の内側に手を入れたが、一瞬遅かった。

無言のまま店員は、弾丸の出る口を二人に突きつけたまま歩き、レジの内側に戻った。

「そ、そんなことをしても逃げられないぞ。」

「それはどうかな・・・。」

店員はレジの下にある防犯用の非常ボタンを押した。

ベルは鳴り響かない・・・。

立ち読みをしていた男性客がただならぬ事態に気付いた!
雑誌を投げ捨て入口に向かって走り出した。

「ね、俺だけでも、た、助けてくれ・・・。ぐは!」

男性客は入口まであと一歩のところで足を撃たれ、のたうちまわっている。

店員を刺激しないように、ゆっくりと比企が苦しむ男性客を介抱した。

「大丈夫ですか。あなたお名前は?」

「うぅぅ。い・・つも・・・あだ名・・でしかよ・・ばれてないので・・・・。」

「あだ名は?」

「あだ名は・・・・・・痛い・・・うぅぅぅ。」

店内には男性客の悲痛な呻き声と、とてつもなく太い緊張の糸が張り詰めている。

「おまえが伯爵のリーダーを狙撃したのか?」

「さあね。」

「通行人が通報して、もうすぐに警察がくるぞ。」

新宿にほど近い千駄ヶ谷である。
いつ来客、または通行人が通ってもおかしくない。
中華料理店も隣接している。

「来ても無駄なようにしたのさ・・・。いずれすべて無くなる・・・。動くな!」

レジの下を少し覗き込むと、ダイナマイトに付いた数字が残り少ない時を刻んでいた。





to be next ♯15
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by tencho77 | 2009-06-26 21:14 | 【君が想うよりオオカミ】

新コンテンツのおしらせ

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番組改編の季節なので、新コンテンツを追加します!

様々な所に出没することが多い今日このごろ。その立地を生かしたいと想います。

【 進ぬ!電波中年 】

様々な所で好き勝手に、色々な事にチャレンジしてみようと想います。

もちろん過去のような事にならないよう、法令は遵守します。

『 ボケて 』の実写版みたいになればと想っています。






※本当は表店長が忙しくてコンテンツ更新できないからかもと想ってます。
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by tencho77 | 2009-06-25 17:41 | ごあんない
「失礼します!」

ドアは開けっ放しのため、白バイを勤務を終えた警官が、次々と制服を着替えに入ってくる。
即興取調べ状態の三人にはおかまいなしに、ガチムキの身体をさらけ出している。
警視庁交通機動隊ロッカー室。

「あいにく取り調べ室が満室でね。」

「週末のラブホテル状態でね。」

「比企刑事!らしい表現だがつつしめよ。」

「かたいこというなよ池袋さん。で、追加で聴きたいこと、ってなに?」

店長はいぶかしそうに二人の刑事を視た。

「夕飯はカツ丼でもとるかい?」

「ベタだねぇ。鍋焼きうどんでいいや。取調べの時の出前って、どうせ自腹だしね。」

池袋は電話をかけ、鍋焼きうどんを三人前たのんだようだ。

比企「さて聴きたいことというのは、他でもないTBSのことだが・・・。」

池袋「福岡が2年で忘れかけてるが、TBSは関東じゃ6chだよな。」

比企「そのTBSに店長が出演しているというのは本当なのか?」

店長「はい。本当です。9年ぐらい前だったと想います・・・。」

池袋「どんな番組だ?」

店長「オールナイトフジのような深夜の・・・。」

比企「知ってる!知ってる!『 ワンダフル 』だろ?」

店長「はいそうです・・・。」

池袋「おお!乱交スキャンダル事件や平井堅を発掘したり色々あった番組だ。」

比企「本当に出演してるのか?証拠はあるのか?」

店長「あるはずなんですが、ショップ兼自宅の『 GERUNIKA 』に、VHSテープが
   約1,000本あって・・・。」

比企「1,000本!TVブロ酢以外のものもありそうだな。」

店長「はい。深夜バイクで届けられる『 D-153 』とか暗号のついた無修正の・・・。」

池袋「おいおい!お~い!また別件で逮捕しちゃうぞ。」

店長「TBS関係をいろいろ探したんですが・・・。『 トップスチュワーデス物語 』とか『 十年愛 』、『 流星の絆 』とかドラマ系は結構すぐみつかったのですが・・・。」

池袋「『 全員集合 』や『 加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ 』は無いのか?」

店長「今『 イロモネア 』とかありますが、不得意なバラエティよりはドラマイメージ強くって・・・。」

比企「毎週、『 MR.BRAIN 』みるみる!」

店長「みつかってないんです。倍数の12chテレビ東京のはありました。」

池袋「どうして出演することになったんだ?」

店長「スタッフから突然暗黒街に電話がきて、新コーナー『 コネタの真相 』をやるからと・・・。」

比企「そのころからこねたんか・・・。」

店長「当時後輩が『 めちゃイケ 』に出演実績があり、暗黒街のリクエストで出演しました。」

比企「『 ワンダフル 』といえばワンギャルだが、会ったのか?」

店長「はい。福世恵梨奈さんと共演しました。」

池袋「福世恵梨奈?知らねぇなぁ・・・。」

店長「次回の取調べまでにVHSテープ、探しておきます!」

比企「あ!鍋焼きうどん、きたきた!」

熱っ!!

池袋「鍋つかみとかないのか?」

比企「最近みないですねぇ。」

店長「どうでもいいけど早く釈放してくれよ・・・。」









Next channel 7
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by tencho77 | 2009-06-23 19:21 | 【TVブロ酢】
申し訳ありません。
ただいまスーパー商談が発生しブロぐの更新ができなくなっております。
復習の更新作業はしていますので、のちほど御アクセスのほどよろしくお願いいたします。
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千葉県 市川パーキングエリアにて。 
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by tencho77 | 2009-06-22 18:36 | ごあんない
「もう静岡あたりですか?」

「いいや。まだ名古屋だ、おバカだねぇ。あんた、うたた寝しはじめてたからね。」

運転手をしてくれている、骸骨のように頬が痩せこけた男は親しげに応えた。
いつしか、お互い身内を探し、助け出すという共通目標で心が通じていた。

京都から約二時間。
疲れもあり、景色が単調な高速道路から一旦降りていた。
解放された安心感も手伝い、車中眠らずいろいろ話してきた。
場をなごませるために、お下劣な話題にも付き合った。
ゲイの圭壱にとって、女性ネタはなんの変哲も無いどうでもいい話しだった。

「能人は仕事ではどんなかんじだった?」

「どうでしたかね。僕はアイドル系のマネージャーなので、バンド系の弟さんとは
 事務所や現場でほとんど一緒にならなかったので···。」

「そうか···。」

ハンドルを握る手はしっかりしているが、残念そうに少しうつむきかげんになった。

「あ!そういえばここ名古屋で、弟さんと一緒に仕事したことあります。」

「おお!例えばどんな?」

「料理番組の『 安陪教官日記! 』ってやつです。全国ネットでは、たまにスペシャルでやる···。」

「ああ、あのレポーターの安陪が、グルメ教官とか言ってインチキくさいやつね···。」

「そう!料理がまずくて弟さん、その他大勢と一緒に頑張って、ブラックジョーク言ってましたよ。」

「あの番組、マニアックでシュールな料理ばっかり紹介だもんな!」

そう言って、顔面がまだ少し痛かったが大きく笑った。
運転手も笑った。
こみあげてくる、いままでのつらさを紛らわすように···。

「じゃあ、名古屋地元の番組でも見てみるか。」

カーナビの画面を、ガイドマップから適当なテレビ画面に切り換えた。

テレビを眺めながら運転手と一緒に笑っている。
でも心の中はけして笑っていなかった···。

ティーダ乗りの友人、田戸さんはどうなっただろう。
警察は動いているのだろうか。
ニセ警官には襲われたが···。
何もかも信用できない。

やはり気がかりなのは彼女のことだ。
マネージャーという仕事として。
親友として。

異性には特別な感情は湧いてこない。
同性には、心の底からこみ上げてくる『恋愛』というモノサシの感情をいつも推し量ってしまう。

ただ、彼女に対しては、いつもと違う何か不思議な感覚が溢れ出してくる。
彼女のことはもちろん好きだ。
でもそれは、嫌いではないという意味だけでの『 好き 』ではなかったか···。

トゥルトゥル!

携帯が鳴った。
我に返ったような表情で携帯の画面を見つめた。

『 道屋社長 』と表示されている。

何度か着信があったが、監禁されている時以外でも、わざと出ていない。
ほぼ丸一日音信不通、『 クビ 』の宣告か。
小刻みに震える指で受話器の外れたマークを押した。

「···はい。」

「おう、沖谷君か!いままでどうしてたんだ。」

あまり語りたくなかった。
『 東京事務所   パスワード 』というメールでそっちに向かっていることも。
無言のまま携帯を耳にあてている。

「まあいい、実は·····。」

通話の相手がそう切り出そうとした時、運転手の断末魔の叫び声が聞こえた。

運転手の見つめるテレビ画面を見ると、

『 ニュース速報 ロックバンド伯爵のリーダー 伊保 能人さん(24)新宿で銃で撃たれ死亡 』

と残酷なテロップが流れている。

言葉につまり、何も話しかけることができない。
二人を乗せたプレジデントは白川公園沿いに急ブレーキで停車した。

「お、沖谷君!」

「いまテレビのニュース速報で見ました···。伯爵のリーダーのことですよね。」

「違うんだ!」

「なにが違うんですか!こんな時にわざわざ私の解雇連絡ですか!」

言いようのない怒りがこみあげてくる。
八つ当たり気味に口走ってしまった。
無断欠勤によるクビは確定か···。

「ま、まだ権田組のプレジデントに乗っているのか?」

「·····はい。」

「く、車には爆弾が···。」

「え?」

道屋社長はインプラントの手術をしたばっかりで、滑舌が悪くよく聞き取れなかった。

「爆弾が仕掛けられてんだよ!その車には!」

大声で怒鳴るその声は携帯から漏れ、涙を滝のように流している運転手にも聞こえた。

「そ、そんな社長!本当ですか!」

通話がよく聞こえるように、うるさいテレビ画面をカーナビに戻した。

『 00:21:07』

時計のような表示の数字が、時間を逆に刻み続けている···。

運転手と、一瞬にして強張った表情を見つめ合った。

「権田の逆恨みだ!ま、万が一、敵に特攻する時の為の自爆装置だそうだ。」

「どうやって止めるんですか!」

「そんなの、し、素人にはわからん。とにかく車から逃げろ!」

圭壱はすぐに社外に飛び出した。

「沼太郎さん!早く!」

涙を滝のように流している運転手は降りようとしない。
無言で助手席のドアを勢いよく閉めた。

「伊保さん!なにしてるんすか!早く!」

「弟の元へ逝く···。」

「だめです!沼太郎さん!弟さんの分も···。」

「あんたは彼女を探し出せ、絶対に。」

車外へ引きずり出そうと運転席側に走り寄った。
伊保 沼太郎はキーをロックしてしまい、ドアは開かない。

「伊保さん!伊保さん!開けろ!」

右手が伸びきってしまうくらいの勢いで車は走り出した。

「伊保さーん!」

霞んだ小さい黒い点になっていく、プレジデントを眺めながら叫び続けた。

なにも話さず道屋との携帯を切り、かけ直した。
かけ直した相手はすぐに出た。

「プレジデントの自爆装置の解除方法を教えろ!」

「なんのことやら。夕飯の焼きカレー作りで忙しい。せいぜいあがけ。じゃ。」

人間とは思えない冷酷なセリフを浴びせられ、かけ直した相手にすぐに切られた。

「馬葉ーーーーーーーーーーーー!!」


叫びながら耳の遠くで、爆発音の響きを聴いたような気がした···。






to be next ♯15


【 職人名 】 ※敬称略

 トゥルトゥル

【 小ネ単語 】

 

 福岡で書類受け渡しのすれ違い事件
  実話のようです・・・。書類は『ボケて本』のようです・・・。

 手に持っていたスタバのコーヒーカップを投げ棄てた。
  みる挽きさんの以前のプロフ画像イメージから。

 「 ふなーーーーーーーーーーーーーーーー!!! 」
  たまに、はくしゃくさんがチャットで叫んでた!?

 カエルの逆立ちのような
  はくしゃくさんの伝説のボケ
 
【ストーリー】
  池袋刑事は赤池、そして所轄の比企と合流、伯爵リーダーを発見しますが・・・。
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by tencho77 | 2009-06-19 21:09 | 【君が想うよりオオカミ】
★★★★★!

前回書いた、上のレビューはストレス度の表示ではありません。
ボケてβ版でいうところの『 ★★★★★ 』です。
つまり格ゲーが苦手な私でも、『 ファイナルファイト 』シリーズはストレス解消ができるのです!
ボーナスステージで車の破壊は、もうストレス解消の定番ですね。

そう!となりのレトロ匹めは『 ファイナルファイトーいっぱーつ!ボケて 』です!
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『 ファイナルファイト 』は、ハガー市長が「マッドギア」なる悪の組織にたかが公務員のくせに
たてついてしまい、誘拐された娘を救出するために闘っていく内容です。

拾った鉄パイプ、相手所持品のナイフや日本刀を奪って攻撃することができます。
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舞台が日本では無いので銃刀法違反には、とわれないのです。

複雑な技コマンドなどはなく、ボタン連打でいろいろな攻撃ができるところがいいんです!
思った時に「投げ」技が出せない場合がありますが、とび蹴りなどがあるので大丈夫です。
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このとび蹴りのドラゴンボール風の衣装、『 ファイナルファイト GUY 』ですね。
娘さんはコーディーとガイ、二股かけてたんですね。

そして続編の『 ファイナルファイト 2 』があり、こちらは『 マッドギア 』の残党が、
またまたガイの婚約者であるレナとガイの師匠である源柳斎が誘拐されてしまうのです。
ほほう、ガイはフラれたんですね!
しかしガイの師匠なのに拉致されちゃう弱っちい師匠、源柳斎って···。
源柳斎の次女マキさんとハガー市長、そしてハガー市長宅に居候しているカルロス宮本の3人で
救出に向かうという内容です。
しかしハガー市長宅にむりやり居候している日系人カルロス宮本って···。
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ちなみにレナさんは源柳斎の長女です。

『 ファイナルファイト 』はメジャーですので、こちらの『 ファイナルファイト 2 』を
ちょっとレビューしてみましょう。

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敵を倒し、たたずむマキさん。
·····ん?なにか見たことのあるような外車メーカーマークの落書きが···。

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ハガー市長、昼から何も食べていないようで屋台のラーメンにくぎづけ。
·····ん?ストⅡの春麗も食べてますね。一緒に闘ってあげろよー!
インチキグルメ舌度7%UP!!

なんか画像にいろいろ言いたくなってしまいますね。

タイトル【 映画 】
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  行儀よくまじめなんて 出来やしなかった
  夜の校舎 窓ガラス壊してまわった ♪


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 「こぉら!御子柴!なにしとんのじゃ!」
 「川藤先生、すいません···。」
 「スポーツ、そうだ野球でもして更正しろ!」
 「はい、メンバー集めてみます。」



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  「な、なあ若菜。野球やってみねぇか···。」
 「なんだコラ!関川!岡田!やっちまおうぜ!!」
 「おう!」
 「おう!野球?うぜーんだよ!」


 バキ!ボカ!ガス!

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  「御子柴、殴って悪かったな。俺、野球やるよ!」
 「マジで!ありがとう岡田!」


  BGM♪『 キセキ 』 GReeeeN
 
  「かわいいマネージャー、いるんだろうな?」
 「う···うん。」


 
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  「ね、ねえ、野球部のマネージャーやらない?」

 
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  「はい!あたし、やってもいいわよ!」

 
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  「じゃあ、あっちへ行こう!ヤッてもいいんだろ!」
  「いやー!やめてー!」
 

 
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        それでもボクはヤってない





next Capture! 8匹目

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by tencho77 | 2009-06-16 19:00 | 【となりのレトロ】レトロゲーム
「見てわかるでしょ!駐車禁止だよ!」

みなし公務員二人のうち、運転手の姿を見つけた一人が顔を赤らめて近づいてきた。
もう一人は黙々とデジカメで車輌の撮影をしている。

渋谷駅前、スクランブル交差点横。

運転手は何も言わず、スーツ上着内ポケットから少しだけ身分証明書を見せた。

「あ!失礼いたしました。覆面なんですね・・・。す、すぐに取り消します!」

デジカメで車輌の撮影を終え、カーナビのようなマシンに入力をしていた相方の手を止めに行った。

「池袋さん。やっぱ東京のこのへんは駐禁きびしいですね。」

「最長どのくらいまで駐禁にならずに路駐できるかなぁ。」

「最長?駐禁に時間の長さは関係ないんじゃ・・・。」

「お前を迎えに駅のそばまで来たのが間違いだな。」

「だって、ひじは痛むし、このわたくし赤池、滋賀県辺りからほとんど徹夜なんですよ。」

右腕には痛々しく包帯が巻かれている。
トラックのドアを思い切り開られのぶつけられので、できた打撲だ。

「でも新幹線で爆睡だったんだろ。かっこつけて白バイなんかで追うからだよ。」

「駅まではマル対の自転車を拝借して追っかけて、行きつく先は新快速と予想していたんです。」

疲れを見取り、目で合図をし車輌の中へ入った。

「車に乗ったとの目撃情報が大阪府警から入って、巡回で駅前交番にパトが無くて白バイを・・・。」

そこまで話すと赤池は小さくため息をついた。
いきさつを話して少し楽になったようだ。

「どうする?赤灯つけるか?」

「置きますか。駐禁されちゃいますしね。」

車輌の頭にちょこんと赤灯を置き、目撃情報のあったセンター街へ向かう。
公安のいつもおおっぴらに捜査できない、もどかしさにイラつきながら・・・。

「これだけ人がいると、きっとかえって目立たないんだろうな。」

「メタル系バンドの奴って、普段から派手な格好じゃないんですかね?」

「さあ、知らんけど。とにかくふたてに別れて探そう・・・。」

センター街の北と南から探し始めた。
渋谷で15時、さらに人が増え始める時間帯だ。

二人がセンター街の中心でおち会った頃、警察無線がイヤホンから伝わってきた。

「聴いたか?」

「はい。新宿のようですね。」

車輌に戻るとフロントガラスに黄色い紙が貼ってある。
点数を減らされたくなければ、罰金を支払うよう書かれている。
赤灯をいい加減にちょこんと置いていた為、盗まれてしまったようだ。

「やれやれ。つくづく治安の悪い街だな。」

「あとで私のほうから交通課へ言って、取り消してもらいますよ。」

二人が乗った中途半端な警察車輌は明治通りから新宿方面に向かった。


現場近くのアルタそばに着くと、所轄の刑事とおぼしき人物が一人待っていた。
待ちくたびれたのか、手にはしわくちゃになったスタバのカップコーヒーを持っている。

「遅かったな。赤池。」

「すいません。渋谷で赤灯パクられて、渋滞にハマってたんです。」

「おや?珍しいですね。」

想いもよらぬ何かを見つけた時の、悪意に満ちたような笑みを浮かべている。

「どうして福岡県警マル暴の、池袋さんがここに?」

「久しぶりだな、比企。福岡で書類受け渡しのすれ違い事件依頼だな。」

福岡潜伏捜査での肩書きは、暴力団対策係だ。
主に中洲や長浜の、いわゆる『 ショバ 』を巡る権力抗争を担当している。

4ヶ月程前、新宿歌舞伎町のテキヤがこの権力抗争にからんでいるとの情報があった。
管轄でもある新宿東署の比企が、その情報資料を持って福岡へ来たのだ。
電車移動の不具合を理由にすれ違いで会う事ができず、いまだ情報資料を受け取っていない。

わざとすれ違いにしたのか・・・。

風営法をエサに、管轄内の風俗店、特に違法性の高いキャバクラなどから裏金をもらっているとの情報もある。
影で歌舞伎町をしきっているのは、この比企との噂もある。
公安部が最もマークしている男だ。

「池袋さん、ずいぶん痩せましたね。」

「ああ。」

いぶかしそうに返事をした。
夜は福岡で表向きはバーテンダーと暴力団対策。
昼は一週間に数回上京し、桜田門で打ち合わせ。
体重が110キロあった面影は今はない。

「そういう比企こそ、生活安全課じゃないのか。」

「まあね。マル対の兄から捜索願いを受けたのが俺なんでね。」

「なぜお前が?」

「当時六本木署勤務だったからね。マル対の発見情報もそこ系由。」

そういうと、手に持っていたスタバのコーヒーカップを投げ棄てた。
中身が少し残っていたらしく、路面には小さく薄茶色のしみができた。

警察無線が入った。
赤池が窓の外から手を伸ばして取る。

「マル対をアシベ会館近辺で発見との事です!」

三人は無言で目を合わせると次の瞬間、現場へ向かって走り出していた。


路上にはビラやチラシが舞っている。
ポンびきの声も夕刻に向けてさらに大きいようだ。
Tシャツにくたびれた革ジャンをはおり、顔面蒼白の男の存在は、この街で違和感はない。

息を少しだけきらした三人の目先には、痩せこけたかつての人気バンドのリーダーがあった。
まるで酒を飲んでいるかのような、ふらついた足取りでなんとか歩いている。

どうする確保するか・・・。
いや、騒ぎを起こしたくはない・・・。

三人はお互いに距離をおいて伯爵のリーダーに近づいていった。

あまり人気の無い路地で囲んで確保しようとした瞬間、

「 ふなーーーーーーーーーーーーーーーー!!! 」

突然叫んで走りだした!

あわてて三人はあとを追う。
歌舞伎町を出て、駅方面へ向かい線路下大ガードを抜け、都庁のある西新宿のビル街に入った。

ようやく三人は伯爵のリーダーを取り囲むことができた。

「伊保、能人さん・・・ですよね。大丈夫です、けいさ・・・」

プスン!

急に伯爵リーダーの左胸に小さな赤い円が描かれた。

地面に向かって崩れていくのが、スローモーションのようにみえた。

三人の追っていたマル対は、カエルの逆立ちのような格好になり・・・動かなくなった。






to be next ♯14

■こねたんの存在■
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by tencho77 | 2009-06-12 21:47 | 【君が想うよりオオカミ】
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私は格闘系ゲームが苦手です!
やるとストレスで胃が痛くなり、吐きそうになります。

そう、今回のとなりのレトロ6匹目は前回の撲殺ゲームに続く、『 格闘系ゲーム 』です。

冒頭は『 バーチャファイター 』が世にはじめて出現し、流行した時に頑張って
アーケードでプレイした『パイ』の技コマンドです。

操作キャラクターが思い通りに技を出せない、そんなストレスをためながらプレイしていると、

Here come a new Challenger!

の表示と共に、100円を入れた反対側座席の悪魔にあっという間にボコボコにされ、
GAME OVER・・・。

5面ぐらいまでクリアしている悔しさも手伝い、私も100円を入れる・・・。

しかし『 Here come a new Challenger! 』となったパイは、あっという間にボコボコにされ、
GAME OVER。

俺の100円を返せーーー!
なんで乱入してくんだーーー!

とトラウマになってしまい、『 ストリートファイター 』も含めてアーケードでは、この手のゲームを
やらなくなったのです。
私が格闘ゲームをやるには、きっと「10年早えんだよ!」なのです。

しかし自宅では、ストレスがたまるとこれらを時々やるのです。
今日も暗黒街でストレスがたまった。
前回の続きから『 スパルタンX 』!
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ご存知ジャッキー・チェンの映画を、横スクロール格闘アクションゲーム化したもの。

やられると「ボヨヨヨ~ン!」となさけない効果音でジャッキーは建物から落下。
途中のヘビとか壺とかが苦手。
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小さい敵も、ジャッキーを押さえつけて意外と強い。

ジャッキーが全員いなくなると「ワッハハハ」と敵の笑い声でGAME OVER。

「ワッハハハ」
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シルビアごめんよ。

ストレス度★

今や慣例となりましたゲーム変えの術!

『 DRAGON NINJA 』!!
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このゲームも横スクロールの格闘アクションゲーム。

カセットに書いてあるゲーム説明文を読むと、

ある日大統領が悪の組織『 DRAGON NINJA 』に誘拐され、助けるために・・・・・

って、ゲームタイトルが敵の悪の組織名!!
今さら気づいたけど、なんじゃそりゃ!?

たしかにいろいろな『 NINJA 』の敵が出てくる。
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『 スパルタンX 』と同じように、蹴りとかパンチ一発で『 NINJA 』を倒せる・・・。

お!中ボス登場・・・・・火を吹きやがった!
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いきなり弱くなる主人公。
あっけなく・・・・・。

ストレス度★★

そうだこの中ボスに似てる敵が出てくる、私の得意なゲームがあったあった。

『 Yie Ar KUNG-FU 』 イー・アル・カンフー!!!
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難しい技コマンドなど無く、単純に蹴り、パンチで闘い抜いていくのだ。
クサリみたいな武器で攻撃してくる敵や、
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空中を飛んで攻撃してくる敵。
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春麗のような敵は倒されると色っぽいですね。
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『 ストリートファイター 』や『 バーチャファイター 』の元祖ともいえますね、このゲーム。

暗黒街にも社員旅行があり、私は赤いファミコンを毎回持参していきます。
宿泊先のホテルや旅館のTVにつないで、プレイするのです。
そこに赤いファミコンがあることが珍しいらしく、かわいい女子社員もよく一緒にプレイします。
だが、この『 Yie Ar KUNG-FU 』はあまり受け入れてもらえず、深夜独りで延々と闘い、
32面くらいまでクリアした記憶が・・・。
気が付けば女子社員はどこかにルーラ。男子社員もラリホーマ状態。
今回も延々とやりつづけるのか・・・。

ストレス度★★★

いや、ゲームを変えよう・・・。

『 ジョイメカファイト 』!!!!
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これは『 Yie Ar KUNG-FU 』のロボット版みたいなゲーム。
珍しい任天堂制作のカセットです!
よしさっそくキャラを選択・・・。
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パッケージにも載っている、『 スカポン 』でいいや。
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こ、こいつ弱えぇ。
このスカポンタン!!

ストレス度★★★★

やっぱり好きなこのゲームにしよう。ファイト!!!!!
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★★★★★!




next Capture! 7匹目
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by tencho77 | 2009-06-10 19:39 | 【となりのレトロ】レトロゲーム
「なんか昔を想い出しますね。池袋刑事。」

「店長!その刑事ってのやめろ。なんかくすぐったい。」

警視庁の地下三階。
薄暗い特別犯罪対策課の取調室で二人は向き合っていた。

「ここが外部にも内部にも、情報がもれなくて一番安全だからな。」

池袋はうつむきかげんで煙草に火を点け、小さい溜め息をついた。

「おおっぴらに捜査できないのが歯がゆいですね。刑事。」

「だからこうしてお前に頼んだんだよ。本来ならハイテク課の仕事さ。」

二年程前から、福岡で潜伏捜査をしてきた。
沖縄の基地から武器が裏ルートで流出しているからだ。
福岡に所帯ももっている。

「軍での動作不良の武器、および部品が国内のヤクザに流れるルートはほぼ解明できた。」

「軍きっての戦士、大佐のシテメンコから表向き中古車屋の武器商人、有上にね。
俺はその商売はよく知らんけど。」

「データは芸能プロダクション社長、道屋の携帯SDに入っていたものだ。」

「いくら遊び人の社長からだって、池袋さん、データの入手方法って違法じゃん。」

一瞬、刑事の顔が怒りで赤くなったように視えた。
しかしすぐに落ち着いた表情に戻った。

「でも本当の目的はあの芸能プロが何をやっているか・・・。」

「あのバンドのリーダー『 発見 』ってあったけど見つかったんすか?」

「いや・・・。」

「強引に勧誘され、戸籍も抹消され、行方不明者にされてしまう新興宗教『 闇 』に無理矢理
入信させられ、僧侶にでもなってんじゃないの。」

「それは違う。別の潜入捜査で調べはついてる・・・。」

正直、手詰まりの感は少しあった。
実際に本人発見の手がかりはゼロに近い。

「仕方がない。解明されたリストの二人目にあたるしかないな・・・。」

「部寺 穂香でしょ。舌の魔法使いといわれるグルメレポーターの。」

「東北まで行かないとな・・・。」

道プロが人身売買もしくは、違法なドラッグを影で売りさばいているのはわかっている。
武器商人から拳銃を購入している権田組と密かにつながっていることも。
とにかく「人」を利用して何かをやっているのだ・・・。
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「東北に行く前に、私への報酬よろしくたのみますよ。」

「いくらだ?」

「金額じゃないんですよ、刑事さん。」

「と、いうと。」

「仲間を釈放してほしいね。」

「そ、それはできるかどうか・・・。誰のバイバイ(釈放)だ。」

「違法捨て看板名義でパクられた、富見曽だよ。」

「それは・・・・・できん。」

「いいんですか、情報の違法収集をバラしても・・・。」

「ウエと交渉する。」

そういうと、刑事は内線をかけた。
あっさりOKなのかすぐ受話器を置いた。

「さすが公安系列、話しがはやい。」

「・・・ああ。部下が手続きの書類をここへ持ってきて、お前に彼の釈放を証明するそうだ。」

池袋はうつむきかげんで煙草に火を点け、大きい溜め息をついた。
同時に携帯が鳴った。

「大丈夫なのか?え?もうすぐ東京に?ああこちらで策を練りたいのか・・・。」

次の瞬間、刑事の顔が驚きで赤くなったように視えた。

「伊保 能人が見つかった?渋谷か新宿?わかった、すぐ合流する。」

「おっと忘れないでくれよ。ここで待ってればいいのか?」

「今部下が来たようだ・・・。」

二人の若い刑事がそそくさと取調室へ入ってきた。

「さてと証明書を・・・。」

店長が立ち上がって書類を見ようとした瞬間、手首に冷たい金属の感触が伝わった。

「なっ!どういうことだ池袋刑事!」

「店長!個人情報保護法違反および恐喝罪で逮捕する。」

それは証明書ではなく、逮捕状だった。

「裏切ったなぁぁあ!」

断末魔の叫びが廊下の地下に空しく響いた。
店長はズボンのベルト、ネクタイを瞬時にはずされ両脇を抱えられ連行されていった。

見送る刑事の横顔はニヤニヤしているようだ。





to be next ♯13

■こねたんの存在■
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by tencho77 | 2009-06-08 19:38 | 【君が想うよりオオカミ】